2024年1月3回商品トピック

常総生協の【地場の有機大豆プロジェクト】とは?

 日本食には欠かせない大豆ですが、みそや醤油、豆腐などに使われる原料の多くはアメリカやカナダ、中国に頼っている現状。国産の自給率はわずか6%しかありません。
 常総生協では、これまで石岡市(旧八郷町)の生産者や、おきたま興農舎の大豆をみそ用大豆として企画してきました。2022年からは農薬無散布・化学肥料不使用の大豆を生産者と一緒に育て、供給を開始しました。将来的には、みそ用大豆をはじめ、醤油、豆腐、油揚げなどの加工品を増やしていき、組合員と生産者の協同で広げていきたいと思います。まずは、地元産の大豆を使ってのみそ作り、一緒に始めましょう。

 今年は、常総生協に集う下記:5名の生産者に作付け頂きました。
2024年1月11日現在、大豆の収穫量は合計518㎏になりました!(この後も選別予定でいます。)

■手作り味噌の作り方♪

分量
大豆1㎏・麹1㎏で約4㎏の味噌ができます。
塩加減は上記に対して塩400g(甘口)~500g(中辛)が目安。
※塩を400g(仕上がり重量の10%)以下にしてしまうと、カビが発生しやすくなります。減塩味噌をご希望の場合は、味噌の使用量で調整してください。

【容器】
カメかホーローがおすすめ。容量は上記4㎏で5㍑以上(3号)。

【作り方】

①:大豆を煮る
②:こうじと塩を混ぜる
③:煮上がった大豆をざるに上げる
④:煮あがった大豆をつぶす
⑤:大豆とこうじ、塩を混ぜ「みそ玉」を作る
⑥:みそ玉を容器に投げ入れる
⑦:仕上げ
⑧:仕込み完了


①:【大豆を煮る

 洗った大豆をたっぷりの水で12~15時間以上浸してから、大鍋でアクを取り差し湯をしながらゆっくり煮る。大豆の粒を親指と小指ではさみ、少し力をいれてつくれる位まで煮る。時間の目安は4~5時間。あくまで目安なので、豆の状態によって時間は異なります。※「冷凍蒸し大豆」をご利用の場合は、自然解凍→若干の差し湯をして温めてください。

②:【こうじと塩を混ぜる】

 こうじと塩を混ぜ合わせることを「塩切りをする」と言います。大きめの紙などを広げ(バットでも可)、その上で分量のこうじと塩がしっかりと混ざるよう、両手の指の間を通るようにして、切り返し混ぜ合わせておく。

~届いたこうじを長持ちさせる方法~
 こうじを購入して、1週間以上作る見込みが無い場合、「塩切り」をしておいて下さい。塩切りしたものは暖房のない部屋に置けば、冷蔵保存でなくても大丈夫。賞味期限を更に1週間位のばすことが出来ます。

③:【煮上がった大豆をざるに上げる】

煮上がった大豆をボールを受けにして、ざるに上げ粗熱を取る。煮汁は捨てずに取っておく(⑥の時に固さの調整に使う)。

④:【マッシャーなどで煮上がった大豆をつぶす】

③の大豆をボウルまたはバットにあけてマッシャーなどでつぶす。豆の粒が少々残ってもかまいません(マッシャーがないとき厚手の空きビンをよく洗って、ビンの底を利用しても良いし、素手でつぶしてもOK。フードカッターは摩擦熱がかかるので、大豆が柔らかくなりすぎる場合があるのでおすすめしません)。

⑤:【大豆と、塩きりこうじを混ぜ、「みそ玉」を作る

 ④の大豆が素手でさわれる位まで冷めたら、②の塩きりこうじをよく混ぜ合わせる。その後、ハンバーグを作る要領で中の空気を抜きながら丸く固め、みそ玉を作る。固さは耳たぶ位のやわらかさが良い。固い時は残しておいた煮汁を加えて調整する。


⑥:【みそ玉を容器に投げ入れる

 仕込む容器に⑤のみそ玉を投げ入れる。これは発酵が均一に進むよう、味噌の中の空気を抜くため。最後に表面をよく押さえ平らにする。

⑦:【仕上げ

味噌の表面に無添加のラップを敷き、空気が入らないようにピッチリと張る。あれば落とし蓋を置き、その上に重石をのせる。(重石は1.5~2㎏が目安)。容器のフタをし、その上から紙をかけて、しっかりとヒモで結ぶ。

⑧:【保管】

日光の当たらない、風通しの良い所に置く。夏の暑さは気にしなくても大丈夫。仕込んだ味噌は完成まで開けない(この位の量なら天地返しはしなくても大丈夫です)。 夏を越し、10月末から11月には食べ頃になります。

※ 1月3回カタログ(本紙)はこちら


【1月3回】掲載商品でのシーズン初登場(新物原料)の放射検査結果(自主検査または外部機関検査)はちら≫