佐々木千栄子さん

佐々木千栄子さん
飯舘村で農家レストランをはじめた佐々木千栄子さん。

自立できる村にと、飯舘村で農家レストランをはじめた佐々木千栄子さん。うりは、苦労の末、飯舘村での特区申請で免許を取得した「どぶろく」 佐々木千栄子さんの目の前にある食材を使った郷土料理とどぶろくをふるまう農家レストランでした。

農家レストラン

しかし、福島第一原発の事故により避難をよぎなくされ、福島市内の借り上げ避難住宅へ。
仮設避難住宅のように、一か所に集まって生活をしていると様々な支援がうけやすく、応援のボランティア団体が来てくれる状況がありましたが、 千栄子さんたちのように、借り上げ避難住宅に済んでいる避難者にとっては、支援のネットワークが受けにくく、孤立しやすい状況でありました。

そして、そんな借り上げ避難住宅の皆さんで集まり、古着を使ったリメイクの手仕事(手芸)をはじました。
将来が見えない避難生活の中で、少しでも歩んでいきたいと、どぶろくの免許(特区申請)を再申請して、 放射能が検出されない県外のお米を使ってどぶろくづくりをはじめました。

常総生協でも、少しでも応援ができればとフードバンクちばなどと協力しながら、 飲料水の寄付を佐々木千栄子さんを通じて借り上げ住宅の避難者のみなさんに行ったり、 飯舘村社会福祉協議会にお渡しをしたりと、ともに歩む支援をさせていただきました。

全村避難の解除から、千栄子さんも農家レストラン「きまぐれ茶屋ちえこ」を再開、どぶろくも現地でつくり始めています。

生協でも、生協まつりでこのどぶろくを販売したり、カタログに掲載し販売をしています。

どぶちえ